ドッグパルクールをするならマスターしておきたい基本行動

ドッグパルクールには数々の基本行動があります。ただ単に障害物に乗ったり飛んだりではなく、トレーニング段階では基本行動を意識してチャレンジすることで、障害物へのアプローチにもバリエーションが増えます。

①4 Feet On: 4足配置 
安全に配慮して障害物に近づき、4本全ての足を障害物上にのせます。足を置く順序は決まっていません。少なくも5秒間障害物上に留まります。 2つの異なる障害が使用されなければならず、その1つは少なくとも肘の高さでなければなりません。

②2 Feet On: 2足配置 
障害物まで歩き、障害物に2本の前足足を置き、少なくとも5秒間障害物に留まる。 オブジェクトは少なくとも肘の高さでなければなりません。

③Under: 下方通行
頭の高さよりも低い障害物の下を通り抜ける。

④Through: 通過
犬の身体の長さより幅の狭い2つの障害物の間を、自信を持って通過する。

⑤In: 中に入る
安全に4側面を持つ障害物(箱状のもの)に歩いて入るか、障害物に飛び込む。 4本の足全てが障害物内に5秒間以上入っていなければなりません。

⑥Balance: バランス
幅は犬の肩幅の2倍以下、長さは犬の身体の長さの3倍以上の障害物上を4本足全てを乗せてバランスを取り安全に歩く。

どんなところでも挑戦できる2足配置

モノに乗る事や飛び越える事に意識が行きがちなパルクールですが、じつは二本足(前足)を乗せるはどんな場面でも挑戦できる、とても便利な行動です。細いモノ、乗るには小さすぎるもの、そそり立つ壁、不安定なもの。これらの物に前足をかけるだけでもりっぱな挑戦とみなされます。これがいつでもどこでも出来る事で、次の段階の挑戦に進みやすくなります。また難しい挑戦に失敗したり、出来そうになりと諦めてしまう前に、前足だけ掛けて成功記録を作りましょう。この自信は次の成功へと繋がっていくのです。

2足配置の効用

確実にどでもこの2足配置が出来ると、実生活でも便利な例をご紹介します。

  1. 狭い歩道で人や自転車をすれ違う時、犬に壁やガードレールに二本足配置をしてもらい端に避けることが出来る。
  2. 他犬が苦手な犬で、前方から接近くる犬を避ける手段として。二本足配置のパフォーマンスをしているうちに他犬に通り過ぎてもらう。

普段からキュー(合図)を出せばすぐに2足配置が出来るように練習しておくといいでしょう。


レッスンをご希望の方は下記のリンクより詳細をご確認ください。

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